-マンガ 動物たちの仁義なき戦い-
著:佐藤晴美 監修:今泉忠明 講談社ブルーバックスB1002
誰しも一度は読んだ(見た)ことがあると思います。講談社のブルーバックス。たいがいの図書館とか本屋さんにある、青い背のソフトカヴァーの、あれです。やさしい科学叢書、とでも言うのでしょうか。個人的に、大好きです。ちくまとか新潮の新書なんかより気取りがなくて、図版も多いし。ハズレがけっこう多いけど、アタリは一生手放せません。

で、今日も冷やかしに行ってみたら、ありました。もしあの映画がなかったら間違いなくこのようなタイトルは付かなかった = 一生、手に取ることはなかったであろう、本書です。やはりいろんな方面に影響を与えているのですね。

目次を並べてみましょう。
チョウセンイタチは東を目指す
タイワンリスが森を滅ぼす
チョウセンシマリスはヤマネを滅ぼす?
アナウサギはオーストラリアを砂漠にするか
アライグマは日本の動物?
コウライキジは日本を制した

要するに、「帰化動物はけっこう危険よ」てなことを、マンガで解説しております。
ブラックバスなんかもそうなんでしょうね。力道山は......まぁいいや。どれもケンカで勝ったり、天敵不在の地で爆発的に増えてしまった動物たちの容赦のなさが描かれております。ひどいもんですよ。やつら、話し合いってことをしないから。代理を立てろよ、まったく。
奈良の鹿なんか、「わしゃ中立じゃけん」とか
言ってくれそうな気ィしません?



まぁしかし、なるほど、呉から広島へと帰化しようとしたら、そりゃ在来種とケンカしますわね。だって、エサ(スクラップ工場とか)の数は決まってるんだもん。
同じなんですね。人もそれ以外の動物も植物も、みんな同じなんだ!
兄ィもイタチもキジも犬も猫も杓子も進藤昌子も同じなんだ!
と、エコロジカルにまとめて急速におしまい。


でも、イタチと比べると人間ってなわばりが小さいのね、などと感心もした。(あれ? 逆? でもなわばりってのを勢力が及ぶ・管理可能な領域ってことだとすれば、同じ市内で抗争してるってことは、管理能力が低いってことですやね)

なお、「チョウセン」種が勢力拡大とともに森を壊している、などといった本書の記述と、東映作品における兄ィ達の三国同盟との抗争なんかをひっ絡めて何事かを述べようと思ったが、力不足のためこれ以上広がらず。
(あべ)
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