江戸時代 大奥や武家社会の女性たちの手で美しいちりめんの端切れで

いろいろの小物を作る一種のお遊びのような布細工がありました。

祝儀袋(いわい)と呼ばれたお米を入れる袋や魚や鳥や花を形取った

ものもありました。現在残された数少ない作品からもそのみごとな

女性の手仕事の技術や感覚を伺い知ることができます。このお細工物

と呼ばれる作品作りも明治大正昭和と時代の変遷とともに徐々に

すたれていきました。原因はいろいろあります。着物から洋服へと

生活様式が変遷していった事や数度の戦争も災いし材料の着物の

端切れなどが手に入らなくなりいつの間にかすたれていったのです。

友人から贈られた小さな金魚の布袋,その美しさ優雅さに魅せられ

自分も作ってみたいと思いました。材料のちりめん古布を求めて

骨董屋回りや資料集めに東奔西走し,お年寄りからお話を聞き

試行錯誤の繰り返しの中から十年を経てやっと最近作品らしき

ものができるようになりました。ここにその一部を紹介させて頂きます。


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